ガイウス帝とも。狂暴で有名なローマ帝国皇帝。(生没AD12-41年。在位AD37-41年)24歳でローマ皇帝になった、拷問を好んだという伝説的暴君。
本名はガイウス・ユリウス・カエサル・ゲルマニクスGaius Julius Caesar Germanicus。 カリグラはあだ名。(カリグラは少年期を愛用した幼児用軍靴のこと)
ローマ時代に多く行われた「猛獣刑」を最初に始めたといわれる。
(罪状を書いた板を首からさげ、コロッセオをひと回りしたあと、猛獣に食われる刑)
体を少しずつ切り刻む拷問も好み、食事をしながら楽しんだり、自ら刑を行い、致命傷を与えないよう
細心の注意をはらったという。
思いつくまま処刑や誘拐、強姦、略奪を繰り返したという。
しかし最後は41年1月、妻と幼娘とともに宮廷内で親衛隊によって暗殺された。
カリギュラの死を知ったローマ市民たちは市内のカリギュラの銅像をすべて破壊したという。
しかし皇帝暗殺という行為を市民は嘆いたともいう。
ローマ皇帝は自身を神格化して神殿を建てるなどした。
参考資料
・天国と地獄の百科 ヴィジュアル版: 天使・悪魔・幻視者 (ジョルダーノ ベルティ著 原書房)
他
関連項目一覧
ローマ 【文化地域】
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