ヨーロッパの錬金術における伝承。創造される賢者の石は「赤い石」だという。
「賢者の石」の創造のひとつの方法として、あらゆる金属の母、水銀が用いられるという。
ただの水銀ではなく「哲学者の水銀」「真実の水銀」といわれるもので水銀の変容は黒、白、黄、赤の順に色を変えるという。
様々なプロセス、3つとも7つとも12の段階を経るともいわれる。
[黒]
まずは湿った熱により腐敗させられる。
よりよい物に生まれ変わるため殺されるのだという
「墓場の悪臭」を放ち、黒く変わる。
[白]
次に「凝固」の過程で「白い石」になる。
[黄]
次に「発酵」黄色に変わる。黄金になるという。
[赤]
最後に「増殖」、錬金の炉は灼熱し、赤い石となる。
この最後の過程で賢者の石ができるという。
参考資料
他
関連項目一覧
賢者の石 【錬金術、万能薬】
ヨーロッパ 【文化地域】
錬金術、錬金術師 【大項目】
(C) 幻想世界神話辞典 - GENSO SEKAI Myth dictionary